こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
本日は文教委員会として久しぶりに役所を出ての視察となります。今回の目的はGIGAスクール構想における学びに関する調査・研究とし、一人一台配布されたタブレット活用授業等の様子を視察しました。
茗台中学校ではICT教育の推進というテーマで、実際に今学校現場で行っているICTの取り組みについてを視察しました。また指谷小学校ではICT教育における教員自身の研修や保護者対応などについて説明を受けました。
茗台中学校では現在すべての授業をオンライン配信しており、子どもたちが自身のタブレットで授業を受けているのが印象的でした。
コロナ禍で学校に入ることができたのが久しぶりということもあり授業の状況が日進月歩で変わっていることがよくわかりました。著作権等の問題がありアーカイブには残せないというのが残念ではありますが、体調不良などで登校ができない場合でも学校の教室にいるのと変わらず授業を受けることができるのは大きな変化でした。また、不登校の生徒であっても、授業だけはしっかりついていくことができるので、学期や学年代わりなどの節目のときに学校に登校しても授業面での遅れがないことも大きなプラスです。
指谷小学校ではsociety5.0を受けて教員同士のお互いのスキルアップに向けた実践などの説明を受けました。
校長先生の話で印象的だったのは、学校にICTが導入されることによる不安感のほうが大きく丁寧な説明会を行ったというものでした。IT機器に慣れているはずの現役子育て世代であっても、教育にICTが入ってくることへの不安感などがあることは驚きでしたし、やはり昔ながらの意識というのは良くも悪くもすぐに変わらないということも認識できました。
今では指谷小学校の保護者のみなさんも子どもたちがタブレットやオンライン黒板で学習することのメリット・デメリットを理解していただいているそうです。
国が旗振りとなったGIGAスクール構想も四年目を迎え、子どもたち、教員、さらには保護者など関係する全員にとってより良い教育環境を形作れるよう文京区議会としても取り組みを続けます。