こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
総務省は子ども日にちなみ子どもの数と子供の割合を発表しました。
我が国のこどもの数 -「こどもの日」にちなんで- (「人口推計」から)総務省HP
15歳未満の子どもの数は2022年4月1日で1465万人となり41年連続の減少です。私が1980年生まれですから私が生まれた次の年からずーーと減少し続けている計算になります。前年比で25万人の減少で、男女別では男子751万人女子715万人となっています。
子どもの数減少問題は先日中国でも人口減少がすでに進行しているということを申し上げましたが、先進国全体の課題でもあります。途上国では人口が増え続ける一方で、平均寿命が長く高学歴化している先進国では減少が続いています。出生率1.88のフランスでさえ移民の人達の出産によって支えられている部分が多く、アメリカでは十年以上前に白人の出生率がそれ以外を下回るというニュースが出たほどです。アメリカでは2021年に出生率が1.6となりアメリカでも出生数は1979年以来の低水準になっています。
我が国でも様々な政策が取られ文京区でも今年度の保育園待機児童が一人になるなど生まれる児童に対して手厚い支援がなされているのは皆さんご存知だと思います。しかし肝心の出生率が上がらず、そもそも結婚している母数が人口減の日本では減り続けています。結婚しているカップルが今までと同じような数の子どもを出産したとしても結婚しているカップル自体が自然に減っていますから当然出生数は減り続けるのは自明です。
国も東京都も文京区も子どもの出産をサポートする施策は進めているので少しずつでも改善につなげ誰もが安心して一人目から二人目とつなげていけるよう取り組んでいく必要があると思います。それとともにそれ以外の選択肢を持つ人達をないがしろにすることが無いようバランス良い政策が求められます。