こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
本日4月19日に衆議院で道路交通法改正案が可決されました。今回の改正案の目玉は何と言っても電動キックボードの公道使用が認められる点にあります。電動キックボードに関する主要変更点は以下のとおりです
扱いはほぼ自転車と同じイメージで専用路側帯を走ることが想定されていますが、特筆すべきはやはり免許不要、ヘルメットなしでしょう。海外ではすでに先行して運用されていますがシンガポールでは3年前に事故の多発が問題となり運用が中止されています。なぜ国はこの段階で運用に踏み切ったのでしょうか。
各種SNSでも活発な議論が行われていますがやはり危険ではないかという意見が多くあります。今までの日本行政は広く規制し徐々に緩めていくというやり方が多かったのですが今回の道路交通法改正についてはかなり踏み込んだ印象があります。背景には都市部を始めとする渋滞緩和に向けた、自転車やそれに変わる移動手段の緩和が目的であると考えられますが、やはりノーヘルが許されるのはどう見ても危険です。免許なしで16歳以上が乗れるということはちょうど高校生になった年齢が想定されています。高校生になり言動付き自転車に乗って事故にあるケースも多く、自転車の延長でスピードの出る走行物で車道に出ることは今までも危険視されてきたことです。
文京区においては電動キックボードを自転車駐輪場に止めることは想定していない(土木部管理課)とのことでしたが、駐輪場の整備も含めて電動キックボード自体の運用は慎重に進めるべきではないでしょうか。