こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
本日、令和３年１１月定例議会が閉会しました。閉会に先立ち追加議案の提出が行われ、当該委員会の総務区民委員会と文教委員会が開催され追加議案が審議されました。追加議案の内容と採択結果は以下の通りです。
コロナ下における官民格差の是正として特別区人事委員会からの勧告を受けて、条例を改正し区長及び副区長並びに教育委員会教育長と区議会議員の報酬の引き下げをしました。コロナ下による経済の落ち込みによる給与の減少がはっきりと現れ我々区議会議員も含め文京区の職員の給与の一部である特別級と勤勉手当の引き下げとなります。また、非常勤から会計年度任用職員となった文京区の非正規職員の方々も対象となります。上記３つの区３役（区長、副区長、教育長）並びに特別嘱託職である区議会議員の報酬引き下げについては特に異論がありませんでしたが、やはり正規職員並びに非正規職員の給与引き下げについては議論がかわされ職員課長に答弁を求める場面が多々ありました。
コロナで苦しいのは皆一緒ですし、民間が下がっている以上下げることは賛成しますが、やはり職員の方々まで下がるのは食い止めたく下げ幅を小さくできないものか議論されました。特別区人事委員会の引き下げ勧告ですので下げないのにはそれなりの理由も必要なのですが、経済の回復を見据えるのであれば給与の引き下げについては勧告通りに引き下げなくても良かったように感じます。１２月からの様々な値上げも含め景気がすぐに回復する見通しはたってない中、先行して下がっている民間に追随してしまうとますます景気の落ち込みを招くのではないでしょうか。政府が効果的な経済対策を早急にすすめることを要望するとともに文京区としても経済課を中心とした区内経済の活性化と、福祉部などが中心となり本当に困っている人たちへの支援も含めコロナ下で傷んだ経済状況からの早期の回復のため文京区としてできる限りの対策を行っていただき議会も側面支援していきたいと思います。
上記総務区民委員会で審議された議案から教育委員会事案として幼稚園教育職員の給与の引き下げについての審議が行われました。理由は同じく人事委員会からの引き下げ勧告が特別区区長会になされたことを受けて文京区の幼稚園教育職員給与も引き下げとなります。
先程と同じく職員については給与の引き下げ幅はなるべく小さくしていただきたいと同時に、前から問題視されている幼稚園職員と保育園職員の給与格差の是正についても審議されました。文京区幼稚園職員は特別区人事委員会に採用され各区に配属となります。文京区の保育園職員は文京区が独自に試験を行い採用しており給与については一定の自由度もあります。幼稚園教職員の方が高い給与額になっていますので、文京区保育園職員については幼保一元化されていくこども園の増加に向けても同一労働同一賃金の観点からみて大きな給与格差が是正されていくことを望みます。
本会議では森鴎外記念館や区営住宅、文京区立少年自然の家八ヶ岳高原学園のそれぞれの指定管理者について採決され各委員会の原案どおり可決しました。
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