こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
9月のブログでもお伝えした欧米を始め世界で今年の夏から始まった新型コロナウイルスワクチンの三回目接種の概要が明らかになってきました。堀内詔子ワクチン担当大臣が今週16日に示したところによると2回目接種終了時から8ヶ月以上の間隔を開けることが原則とされました。去年アメリカなどでワクチン接種が始まった頃はこれでコロナが克服されたように思われましたが、2回めの接種終了後半年経つと徐々に抗体の減少が見られることが世界中の報告で分かってきました。それを受けてワクチンの3回目接種が徐々に本格的になり、日本でも厚労省の分科会などの審議を経て全国的に開始されます。
厚労省は自治体の判断で6ヶ月後からの接種も容認するなど柔軟な対応を各自治体に求めており、これからワクチンの供給量も含めて課題になりそうです。
参考資料※第9回 新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に係る自治体向け説明会(厚生労働省)
かねてワクチン接種については各自治体に公平感を重視するあまり供給量にばらつきがあったり、地方では供給過剰で処分されるなど全国一斉に行われることに課題が出ていました。今回はそれも踏まえてファイザーモデルナなどの交互接種も容認されました。来年2~3月分として両社のワクチン計3700万回分の供給見込みとのことです。
文京区の接種順番ではおそらく5月からの接種と同じく、医療従事者、65歳以上の高齢者、基礎疾患など重篤化する危険性のある方、そして64歳未満の方の順番になると思われます。今回は今年5月に第一回接種を受けられた方が来年1月以降に3回目接種目安である8ヶ月を超えますので、その頃から開始される予定です。その他にも国が示している18歳以上という方針を受けて、現在始まっている12歳以上の接種をどのようにするのか、また一斉に受付を開始してたくさん待ち時間が出たコールセンターの受付体制をどうするのかなど、保健衛生部予防対策課と新型コロナウイルス感染症対策課が中心となり体制づくりを行っていきます。改めて体制が判明し次第お伝えをしていきます。
いちばん大切なことはワクチン接種をするかどうか、3回目の接種後どのようになるか正確な情報提供をすること。そして区民のみなさんが摂取する市内をきちんと選べるようにすることだと思います。そのうえで接種を希望される方には、日程や接種場所をきちんと確保しスムースな接種体制を整えることだと思いますので、私も行政とともに取り組んでまいります。