こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。

決算審査特別委員会が三日目に入りました。本日は民生費社会福祉費、老人福祉費、心身障害者福祉費、児童福祉費、生活保護費について質疑を行いました。

社会福祉費に分類されていますが、ヤングケアラー支援について質問をしました。ヤングケアラーは今年の国会において子ども・若者育成支援推進法の改正が行われ定義付けと自治体の役割が定められました。ヤングケアラーとは「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者」と定められました。ここの部分で、世話を過度に行っているという文言で区はどういった事象を過度な世話と捉えているか質問しました。東京都などの質問項目に合わせて照らし合わせてヤングケアラーと認定するかどうか決定しているとの答弁があり、仮にヤングケアラーでなくても支援が必要だと感じられれば関係部署が対応に当たるとのことでした。

ヤングケアラー支援については区も連絡協議会を組織して関係部局がそれぞれ浮かび上がってきた対象者を支援するよう進めています。実際に区内では25名が対象者であると答弁があったのですが潜在的な数はもっとたくさんいると思われます。ヤングケアラーについては、重要なことが2つあります。

• 周りの大人が早く発見すること
• 子ども本人が自分がヤングケアラーであることを認識すること

この2つは非常に大切です。ヤングケアラー自体は存在は元々ありましたが、言葉として認知され始めたのはここ数年です。社会を含めた周りの大人達がそういった子を早く見つけてあげることが必要です。