こんにちは文京区議会議員のぐちけんたろうです。

厚労省が今月20日に発表した人口動態によると今年度における子どもの出生数は77万3千人ほどと過去最低を更新する見通しです。私の6月のブログでも昨年の出生数が81万人を下回ったとお伝えしましたが、今回の厚労省発表を見ると今年度はそれよりももっと少ない出生数になることがわかりました。

生まれる人口から死亡する人口を引いたものが人口増加数となるのですが日本はすでにこの数字がマイナスで推移しており、人口減少が進んでいることはデータの上からも明らかであります。厚生労働省が発表している令和3年人口動態統計月報年計(概数）によると昨年の出生数が81万1604人で死亡人数が143万9809人となっています。単純計算すると昨年一年間で60万人以上の人口減少となっています。前年令和2年度は52万人の人口減でありますからペースが早くなっていることも伺えます。他方婚姻件数も減少しており前年度の52万組から50万組へ落ち込んでいます。同統計によれば婚姻件数は2 万 4391 組減少となり、その分子どもの出生数も落ちることが予測されます。

少子化対策は待ったなしと言われて久しくなり、こうして人口減少、出生数減少をブログに書くことも多くなってきました。いつも申し上げることなのですが、少子化対策は一つの原因だけではありませんし、何かを解決すれば劇的に上向くものでもありません。コツコツと政治が恒久的な問題意識を持って取り組み続けるしか解決の道はないと思います。

文京区におきましても少子化対策として独自の子ども子育て家庭に対する支援金として低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金を実施しています。国や都がやらなければ基礎自治体の文京区から。少しでも少子化対策の手を止めずに進んでまいります。