こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
本日は厚生委員会が開かれ委員として出席しました。
今回は議案が3本提出されました。文京区で児童相談所が設置されることに伴い東京都から文京区へ移管されるために提案された新たな条例について質疑しました。
第28号は通所支援事業についてであり、文京区ではすでに児童発達支援施設が15箇所、放課後等デイサービスが昨年開設された音羽のロードを含めて18箇所ありそれらにも関係する条例です。新たに設置される児童相談所も含めて区内の通所施設を利用されるすべての方々が同じ基準でサービスを利用されることを期待して賛成しました。
第29号は入所支援事業についてです。現在文京区では入所施設がありませんがしっかりと条例制定をしておくという意味において今後もどんな利用者が出てきても良いように条例整備を進めてほしいと思います。
小児慢性特定疾病は16群788病ありますが今までは東京都福祉局が小児慢性特定疾病にかかっている児童等の支援を行っていましたが、支援を受ける際申請に疑義がある等の自体が起こった場合審査会において審査をしていました。文京区に児童相談所が設置されるに当たり審査会も設置市事務として移管されます。審査会は文京区在勤の医師6名以下で構成予定で会議は非公開となります。きちんと審議されることを望みました賛成しました。
報告事項は3件です。
白山にある特別養護老人ホーム「白山の郷」大規模改修工事に伴い相談機関である「高齢者あんしん相談センター富坂」の一時移転を行います。場所は現在の「白山の郷」から千石駅近くの文京区本駒込2丁目29番24号パシフィックスクエア千石6階です。相談事業は増えていると担当課長より答弁がありましたので、これからも利用者の皆さんの声に寄り添う相談センターであってほしいと思います。
令和7年4月開設予定の元町ウェルネスパーク内において、医療的ケア児支援事業が開始されます。
当初区は3人から始めたかったようなのですが、事業者である学校法人順天堂が慎重に事業開始をしたいという意向があり、人数や時間、人工呼吸器を除く医療的ケア児の受入等が決まった経緯があると答弁がありました。すでに区内ではテンダーラビング関口で人工呼吸器が必要なお子さんの受け入れをやっていますから、今後のサービス拡充に期待します。
旧区立特別養護老人ホーム文京千駄木の郷及び文京千駄木高齢者在宅サービスセンターを運営する事業者社会福祉法人桜栄会(東京都立川市上砂町五丁目76番4)から土地建物使用貸借契約書に基づき、貸付期間満了に伴い契約を終了する旨の通知がありました。今後は新規の事業者を募集して事業継続を図ることとなります。
この事業者には令和3年4月1日より令和8年3月31日までの5年間土地建物運営権が貸付されていました。申し出日は契約通り1年半前ということでありますから、安定した事業継続を第一に利用者の皆さんの不安解消も含めて次の事業者選定に入ってもらいたいと思います。
全国的にも特別養護老人ホームから撤退する事業者も多く、しかし反するように入札に応募する事業者も増えています。法人規模が大きい事業者ほど増えていくという実態もありますので事業者の淘汰が進んでいるイメージです。事業者が撤退した白山の郷でも応募が10社を超えていたとのことですので、今回の募集も良い事業者を選定し利用者の皆さんがいつまでも安心して利用される環境づくりに努めてほしいです。