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文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

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改正児童福祉法が成立

こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。

本日参議院で改正児童福祉法が成立し、以下の点などが改正されました。

虐待などを受けた子どもを親から引き離す一時保護の要否を裁判官が審査する

現在児童相談所は虐待の通告などの子どもを原則2ヶ月以内親権者から分離する一時保護ができますが、その際に保護者とトラブルになることも多くそれを防ぐためにも司法の判断を挟むことができるようになりました。

児童養護施設や里親制度のもとで育つ若者の支援について18歳(最大22歳)となっている年齢制限の撤廃。

児童養護施設や里親制度のもとで暮らす若者が受けられる自立支援は原則18歳まで最長22歳までとされている年齢制限が2024年4月を目処に撤廃されます。施設などで育った人たちはケアリーバーと呼ばれ、施設を離れた後は誰も頼ることできず経済的な困窮に陥りやすいことから、一律に年齢制限で支援を打ち切らずに自立可能とするまで継続できるようになります。実際に頼れる人もなくただ漫然と社会に放り出されても自分で生活の拠点を探し仕事を見つけるなど、これまでも非常にハードルが高く問題点が指摘されていました。年齢制限がなくなることにより本人の自立に結びつくまで支援できるようになったことは大きな手助けになると思います。

わいせつ行為などで保育士登録が取り消された保育士の再登録の厳格化。

わいせつ行為などを理由に保育士登録が取り消されてもこれまでは再登録が容易でした。というよりそもそも保育士登録自体は都道府県単位のため県をまたいだ再登録はチェック機能がなかったのです。昨今何度もわいせつ事案を起こしている保育士が逮捕されるなどの事件が相次ぎ規制が強化されることになりました。子どもたちや保護者にとって信頼される保育士たちを守るためにもきちんとした制度運用されてほしいものです。

市区町村が委託した法人スタッフが子育て家庭を訪問して家事をサポートする制度を新設

この他にも施設保護などを行う際に子どもの意思確認を行うなどきめ細かく心情に寄り添えるようになったり専門性の高い子ども家庭支援センターなどの設置に務めることなどが盛り込まれました。