こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
5月23日の政府の新型コロナウイルス対策の基本的対処方針の変更(※首相官邸ホームページ)を受けて、末松文部科学大臣は24日の閣議後に、学校のマスク着用については体育の授業等では必要がないことを全国の教育委員会に通達することを発表しました。屋外での部活動などについても同様の対応としてマスク着用なくても活動ができることになります。
これを受けて文京区の教育委員会もすでに先週25日には各学校に、新たなマスク着用方針について通達を出しており文京区の学校においてもマスク無しで屋外の体育や部活動を行うことができます。
とは言えすでに現場レベルではその場に応じて対応してきていた部分もありましたので、この決定通知を受けて大きく変わるかというとそうでもないかもしれません。子どもたちによってはマスクを外して良い場面であっても外さないケースも有り、子どもたちや保護者の意向も含めてマスクの着用は個人の意思が尊重されるようになっています。私も知り合いの子どもたちを見ていると、家の中であってもマスクを外さずに遊んでいたり、公園などでマスクをして走り回っている子どもたちを見ると、大人との認識の違いを実感します。
子どもたちにとってマスク生活となってはや3年。もう生活の中で当たり前になっている部分に適応してしまい、つけることが不自由ではない、と感じているのかもしれません。我々大人たちは不便だ、早く取りたいだろうと自分たちの気持ちをそのまま子どもに投影してしまっていましたが、子どもたちは子どもたちで案外たくましく環境になじんでいるのかもしれません。
もちろん繰り返しになりますが、外したいと思っている子どもについては外せる様になりましたし今までも学校現場などでは臨機応変に対応してきました。今回の決定は今までの対応の後押しとなり、新たな方針となるものです。コロナ禍がまだまだ続くと思いますが、少しでも感染予防対策を講じながら日々の生活を過ごしやすくしていきたいものです。