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文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

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国連女性の地位委員会日本代表、田中由美子先生に講演していただきました

こんにちは文京区議会議員のぐちけんたろうです。

文京区議会 国連女性の地位委員会

本日は国連女性の地位委員会日本代表で、現在はJICAシニア・ジェンダー・アドバイザーで城西国際大学特任連携教授の田中由美子先生をお招きして勉強会を行いました。文京区議会 女性の地位委員会

「気候変動と防災になぜジェンダー視線か必要か」
国連の女性と地位委員会報告と日本の課題

以上のテーマでのご講演でした。
国連女性の地位委員会(CSW)が毎年ニューヨークの国連本部で行われていて、女性の権利を保護することが目的とされていますが、近年はジェンダーや女性の雇用などについて活動を行っています。もともとは国連の人権委員会の派生として女性人権委員会の一部としてあったものが今は独立し同格の委員会となっています。
直近のCSW66は2022年3月14日-25日まで開催され、国家元首や政府首脳、111人の大臣が世界各国から参加し日本からは野田聖子少子化対策大臣がメッセージを寄せました。
グテーレス国連事務総長から女性は気候変動では男性の14倍死亡することや世界の環境大臣の女性は15%しかいないことが述べられ、今までいなかった女性の国連事務総長誕生を待ち望んでいるという演説がされたとのことです。環境に大きく影響を受ける女性はもっと環境問題に取り組む重要なポストに就くべきだし、世界中の環境大臣の女性比率を上げるべきというお話は非常に感銘を受けました。
世界では2050年までに気候変動による難民になると試算されていて、ツバルなどはすでに実害が始まっていて移住も進んでいるとのことでした。

1980年からの20年と2000年からの20年では災害による被害が増加しています。文京区議会 女性の地位委員会

SDGsの考えのもとでは環境変動と気候変動、防災は相互に関連していることを強調し横の連携を深めて対策をすることが重要と考えています。環境問題に取り組んで災害の被害を減らし、貧困問題の削減に取り組む。そうなれば女性のような社会的弱者の立場も自ずと向上していくという流れについては非常にわかりやすかったです。もちろんそんな単純に流れているわけではないでしょうけれども相互に密接に関連していることが実感できました。本日の講演テーマの気候変動とジェンダーは最初結びつかなかったのですが、講演を聞き終えるとなるほどよく関連していることがよくわかりました。
文京区でも男女平等センターを古くから設置し、男女平等や社会の様々な不平等について区民の方々に活動していただいています。文京区では近年ダイバーシティ推進担当課を設け女性問題を始め様々な相談やそれに付随する役所の対応を他部署と連携して行ってきました。課が立ち上がった頃は想定されていなかったLGBTQについても現在では取り組みごとの一つとして対応しています。文京区議会 女性の地位委員会SDGS

今日の講演会では非常に多くの世界的な問題点を知ることができ、文京区における暮らしの向上に生かしていきたいと思います。