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文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

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山口県阿武町での給付金誤送金、文京区では起こる?

こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。

世間を騒がせている山口県阿武町での給付金誤送金事件で、誤送金された給付者が返還に応じなかったということで、今月18日電子計算機使用詐欺の罪で逮捕されました。

返還に応じなかった容疑者の言い分も様々かと思いますが、どうして誤送金が起きてしまったのか、行政にかかわるものとしてはそちらも気になります。報道によれば担当者が切り替わり新人の人が振込を行ったこと、普段は印刷しない振込用紙を印刷してしまい銀行に提出したことなど外に出てくる情報はいくつかありますが、気になることはなぜダブルチェックトリプルチェックの仕組みが機能しなかったか、ということにあります。

そもそも公金の振込は単独の担当者だけではなく作業を行う者と管理する上長、さらに今回は町長の決済印もあったとのことです。それにもかかわらず誰も振込者や金額について気が付かなかったことが大変問題です。

文京区ではそういったことが起こらないよう取り組みをしており、総務課が中心となって内部統制システムを始めています。これは色々なミスのパターンを想定し、各課が自分の業務でどのようなミスが起こるかどうか5項目前後ピックアップして、年度終わりに報告し次年度に向けてブラッシュアップしていきます。そこの報告は庁内全体で共有され、どの課であってもミスが繰り返されないよう取り組んでいます。

そもそも文京区では事務を執行する職員と振込する職員は別になっています。もっと言えば振込依頼をする各事業課と実際に金融機関に振込をするのは会計管理課が行います。役所には窓口業務を行う部署で数万円ある程度で、他の部署ではほとんど現金持たないようになっています。ですから現金を持ち出すような事件はありえないのですが、振込予定者のリストを作ったのが間違っていた場合誤振込はありえます。また振込依頼を会計管理課に出す前のチェックが漏れてしまい、会計管理課でミスが発覚することはあります。

どんな物事でもミスは起こりうるものですが、それが外に出ないよう二重三重の取り組みを続けています。