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文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

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教員免許更新制度が廃止になりました

こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。

2009年から始まった教員免許更新制度が13年を経て廃止となりました。11日に参院本会議で教育公務員特例法と教育職員免許法の改正法が可決され成立しました。今後は更新講習に変わる研修制度が設けられ現役教員の方たちが受講する仕組みになります。

今回の廃止は表向きには免許更新にかかる教員の負担増を減らすための処置とされています。実際に現場の先生は忙しいですし夏休み等の学校の授業が長期休みの際に30時間ほどの講習が負担になるというのはよくわかります。私も教員免許を取得して実際に中学校の教壇にも立ちましたが、あれから月日が流れ更新も行わなかったため免許が失効しています。文部科学省によると失効している免許は30時間以上の講習を受け各都道府県の教育委員会に修了書や学力証明書などを提出し教員免許を再授与されます。

この教員免許更新制度はもともと指導力のない先生が問題になり、それにともなって永久免許になっている教員免許を有限なのものにして適正な指導力を維持するというものが目的であったと記憶しております。いわいる学級崩壊などが問題になり、問題先生をどのように指導するかというので世間を賑わせていました。教員の免許が永続されているのはおかしいという論調があり、定期的に免許の更新によって指導力を含め教員の質を維持するため更新制度が導入されました。私もちょうど教員め居取得を目指して大学で単位を取得していた時期なのでよく覚えています。あれから10年以上たち教員の指導力の話はあまり聞かなくなりました。学級崩壊は相変わらず発生していますし、指導力のない若い先生が問題になることあります。この教員免許更新制の振り返りがないのがとっても気になります。良かったのか悪かったのか、それすら大きな議題にならずに、教員のなり手が少ないので負担軽減のために免許更新制度を廃止したのではこれまでの制度の完全否定になってしまうのではないでしょうか。

幼稚園や保育園から進学してクラスに馴染めない小学一年生問題や最近では中学1年生問題など教育現場では常に問題が出てきます。それを処理するのはまず一番にクラスを預かる現場の先生一人ひとりです。少しでも子どもたちにより良い教育が受けられるよう文科省始め制度を作る側の人間、そして現場に立つ先生への実践的な身になる研修なりを制度づくっていただきたいです。