こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
長く続いた予算審査特別委員会も本日で6日目を迎えました。一般会計歳出では土木費、資源環境費、教育費、諸支出金、予備費が審議されました。
土木費では私の地元久堅公園の改修も含め区内の公園児童遊園の改修について審議が行われました。最近の防犯意識の高まりか、昔は公園内に防犯カメラを入れることには強い反対があったのですが、今では町中に防犯カメラが増えたこともあり、公園内への導入を求める区民の声を受けて区としても迅速に対応していくことがみどり公園課長より示されました。また防災への意識の変化として緑を増やした樹木あふれる公園よりも避難所にもなれる広場の設置など、緑と遊びと防災避難所としてのバランスを取った公園計画について質問や要望が出されました。実際に公園は見通しが良いほど子どもたちを含む犯罪率が下がるという研究結果が古くから示されておりイギリスでは実際に導入されています。子どもたちが安全にそして保護者が安心して使える公園となるよう区の新たな公園改修計画には大いに期待しております。
資源環境費では2022年4月に施行されるプラスチック資源循環促進法を始め、2020年7月から開始されているレジ袋有料化など昨今の社会情勢に合わせて文京においてどのような取り組みがなされるかについて質問がありました。議論が加熱したのがやはりレジ袋有料化についてで、一部委員が、サーマルリサイクルの観点から都会のプラスチックごみは焼却され海洋汚染等有害ごみになるわけではないのでレジ袋有料化の緩和を訴えると反対意見が他の委員から出るなど2年目を迎えるレジ袋有料化ですが、まだまだ国民全体にプラスチックごみ削減の意義が広まっているわけではないようです。文京区としては国の計画に沿って区としても取り組んでいくことが示されました。文京区では区内にゴミ箱がないのですが区民の方々の高い意識によりゴミがあふれるようなことにはなっていません。これからもリデュース・リユース・リサイクルの3Rやエシカル消費に向けての取り組みなど環境に取り組む行政制作を行っていただくことを要望しました。
教育費については私自身文教委員ということもあり、様々質問する中で他の委員よりも質問が及び長丁場となりました。すでに完成した誠之小学校の新校舎について視覚障害者に意識した作りに改善することや小学校選択性の検討、英語教育の充実とその検証結果の公表、学校司書の常勤化や現在湯島地域にある中高生のための教育センターB-labの小石川地域への開設などが要望されました。学校改築が進んでおりすでに計画が進行工事に入っている誠之小学校、明化小学校、柳町小学校・柳町こどもの森については誠之小学校が令和5年度7月、残りの明化柳町両校が令和8年度3月完成を目途に進められています。他方、小日向台町小学校、千駄木小学校の改築検討委員会が発足し次の改築に向けて動き始めています。教室増についても大塚小学校の増築が終わり、来年度は小日向台町小学校、駒本小学校の教室増築が始まります。
一般会計歳入歳出審議の後は国民健康保険特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計の歳入歳出も審議され、4会計全ての審議が終わりました。