MENU
CLOSE

文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

BLOG
ブログ

全国小学生学年別柔道大会廃止

こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。

先日の朝日新聞に全国小学生学年別柔道大会が廃止される報道がされ、今月18日には全日本柔道連盟から正式発表されました。全国小学生学年別柔道大会について(全柔連HPより)以下抜粋します

~昨今の状況を鑑みるに、小学生の大会においても行き過ぎた勝利至上主義が散見されるところであります。心身の発達途上にあり、事理弁別の能力が十分でない小学生が勝利至上主義に陥ることは、好ましくないものと考えます。~

素晴らしい英断だと思います!

私はもともと子どもたちのためにならない大会は廃止すべきと考えていました。かつては甲子園廃止論者でしたが様々意見を見て高校生からは自身で考え行動できると思い改めましたが。

子どもたちと一緒に過ごす家族を始めとする保護者はまず子どもを守ることをしてほしいと切に願いします。子どもたちが望まない習い事であったり強制的な練習はもちろん、減量や増量など発育期の身体に及ぼすような影響が出ることは保護者が避けるようにしてあげなければならないと思います。大会など競争を目指すと必ず、勝つことで学べることがあるとか、達成感を感じられると言われますが勝利を手にするのは本当にごく一部。その影にはもっと多くの子どもたちが苦しみ習い事などを嫌いになる例が多々あります。それだけではなく身体の影響が大きく、最近保護が進む少年野球においてもひじなどの怪我で中学生を前に野球など競技を続けられなくなるケースがあります。

アメリカで聞いたのは中学生で3つのスポーツ、高校生で2つのスポーツ、大学でどちらかに絞って競技を続けるというものでした。当然、このようにキレイに分けることはないかもしれませんがこれなら幼いうちから様々なスポーツに接し自分の可能性があるもの、もしくは好きなものを続けることができます。一つの道を突き進み極めたくなるのは日本人の昔からの特性かもしれませんが、子どもたちの保護の観点からも年少時代のスポーツや競技の在り方は変わっていくべきだと思います。

もう一度言いますが、大事なのは子どもたちの心身です。

子どもたちの一番近くにいる大人たちが子どもを守るという目線を持って競技や習い事をさせてほしいと思います。