こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
来年度の文京区立中学校の入学希望者数が判明し,受入人数を超えた学校の入学抽選が決定しました。
以上5校が来年度入学の抽選になります。
私は一貫して学校選択制には反対しています。学校選択制については保護者の方の支持は高いのですが、理由がお子さんが希望する部活動であることが多いように感じます。反面本来なら九中のエリアのお子さんが片道40分かけて茗台中学校まで通っている話を聞くとなんのための地域の学校であろうかと思ってしまいます。小学校中学校までは地域の学校に通い、地元の行事やお祭りに参加してほしいと思っていますし、地元の方もそう願っています。文京区は小学校から中学校に進学する際に、区外の私立中学校を受ける割合が非常に高い都内でも屈指の教育熱心な家庭が集まるエリアです。私立に行けばもっと通勤時間がかかるという意見もありますが、せっかく地元に通うのであれば家から近い範囲で通うようにするべきです。
他方、入部したい部活動が有る無しで学校を決めている側面も在りこちらの問題解消を図る必要もあります。部活動だけではなく外部のクラブ活動を活用することなどを教育委員会も通じて制度を整え、東京都が進めている部活動の教員ではない外部指導員の活用も兼ねて生徒たちが部活動で学校を選ぶことがないようにしていくべきです。
学校選択制が採択された当時の文京区政では文京区議会も一致して反対したと先輩議員から聞いています。あれからすでにときはかなり流れ、一度決めたことをまた変えるのは容易ではないかもしれません。保護者や生徒さんご自身は選べる自由さを考えるかと思いますが、せめて全区から選ぶのではなく近隣の中学校数校から選べるようにするなど緩やかな選択性も検討すべきではないでしょうか。