こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。
明日11月25日は国連の定める「女性に対する暴力撤廃の国際デー」です。12月10日までの人権デーまで16日間を女性に対する暴力撤廃キャンペーンとして「世界をオレンジ色に(Orange the World)」を合言葉に呼びかけを行います。私も一昨年の2019年にはお昼休みにオレンジデーグッズをシビックセンター1階で配り、女性に対する暴力撤廃のメッセージをお伝えしました。
昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からグッズ配布や展示会は控えられていたのですが、今年は2年ぶりにシビックセンター1階の展示ギャラリーでパネル展が開かれました。
今年は、文京区内の4つの警察署(富坂、本富士、大塚、駒込)が犯罪被害者支援相談窓口を開設し啓発グッズなどを配布していました。その他にも、文京区子ども家庭部の子ども家庭支援センターの展示や、今晩6時からシビックセンター25階の照明がオレンジに切り替わります。
世界中の女性たちが一生のうちに身体的や性的暴力などを経験する割合は3人に1人のとなっています。そのうち外部に助けを求める割合は4割以下と推計されており世界的に被害の潜在化が問題になっています。文京区でも2015年よりこの問題に取り組んでおり文京区福祉事務所や警視庁、東京都とともに配偶者からの暴力及び被害者の相談を受け、適切な支援につながるよう取り組んでいます。女性の被害者が少しでも声を上げられるよう支援体制づくりや啓発活動に取り組みながら、そもそも女性に対する暴力が減るよう行政として関係機関と連携し平和な社会づくりを目指しています。
文京区は古くから男女平等センターを構え様々な問題提起を行ってきました。女性の社会参加についてなどは人々の意識は随分と変わってきましたが世界ではまだまだ道半ばです。文京区にお住いの方々も今日のこの日を契機に、助成に対する暴力問題を身近な問題として捉えるきっかけにしていただければと思います。