MENU
CLOSE

文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

BLOG
ブログ

災害対策支援調査特別委員会が開かれました

こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。文京区議会 災害対策委員会

今日は文京区国土強靭化地域計画について総務部防災課がまとめた素案について議論をいたしました。災害対策の要である防災減災は普段の備えが必要です。各家庭で避難グッズを揃えるように、行政は行政としての備えが必要です。委員会では主に地震、水害、土砂災害及びこれが同時発生する複合災害について区側のまとめた対策案について質疑応答を行いました。今年に入ってもすでに大きな災害が日本各地で起こっています。これまでとは違う形での災害も起こりえますので、文京区のような都市型災害を以下に防ぐかを重点テーマとして取り組んでいきます。

また災害対策支援調査特別委員会の研究会として日本気象協会より鈴木靖講師をお招きして、近年の気象災害の激甚化と気候変動についてというテーマでご講演いただきました。

大変わかりやすく解説していただきましたが、中でも興味深かったのが日本は世界でも温暖上昇が高いという話でした。平成23年の新潟・福島豪雨を皮切りにここ10年で何度も激甚災害が続いています。特に温暖化によって台風の影響を受けやすい日本ではこれからももっと豪雨災害が続くという予測がされているそうです。世界は100年あたり0.79℃の上昇に対し、日本は同じ100年で1.26℃上昇しているということですから明治の頃より暖かくなっているのは間違いありません。私がよく覚えているのは小学生の時に、昭和11年(1936年)2.26事件のときに雪が降っていたんだ、という話を聞いて昔は寒かったんだなあと感想を持ったことです。実際には85年ほど前ですが全体的に気温上昇していることがデータからも伺えます。すべての原因はわからないが、海に囲まれている地形が影響している可能性があるというお話であり、島国日本であることを改めて思い知らされます。

文京区議会 災害対策委員会行政として気候変動がもたらす災害対策は国でも都でも区でも重要課題になっています。今日の講演でも、日本の重要都市は低平地に都心機能が集中しており、東京駅や大阪駅は洪水時には浸水することが想定されています。浸水しやすい土地やがけ崩れの危険性が高い場所など、あらかじめ知っておくことが何より重要です。文京区内でも東京都の指定した危険性の高いイエローゾーンが107箇所、レッドゾーンが64箇所あります。がけ崩れなどは区内でいくつか危険箇所があります。土砂災害等に関してはすでに区の防災課が調査対策を行っており、大きな災害にはならないようにしていますが、備えは常にする必要があります。家族の中で普段の通勤通学路が危険性が高いことを知っておくことで、災害発生時に違う道を通るなど危険を避ける行動ができます。

文京区では災害ハザードマップを全家庭にお配りしておりますので、ぜひ一度家族でご覧いただき災害対策に役立ててください。文京区議会 災害対策委員会