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文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

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調布市での情報漏えいはありえない!

こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。

今日は信じられないようなニュースが有りました。調布市で情報公開請求をかけた住民の個人情報が、市を通し工事先に提示されていたというものです。

ことの発端は昨年10月に東京調布市の道路で陥没事故が起こり、地下深さ5メートルにも及ぶ穴が空いたことです。この原因をめぐり有識者会議で調査を行ったところ、大深度地下と呼ばれる地下40M以下で行われていた外環道(東京外郭環状自動車)のトンネル工事が原因と発覚しました。事業者の東日本高速道路(NEXCO東日本)は事故直後は工事との因果関係を否定しましたが、現在は認めています。トンネル坑内からの調査結果に基づく地盤補修範囲の特定について(NEXCO東日本)その過程の中で陥没した道路周辺の住民と市や事業者側との話し合いが持たれやり取りが行われた際に住民の方が調布市に対し情報公開請求をかけました。情報公開請求は住民の方誰もが出来る権利で、市と事業者側とのやり取りや陥没事故の詳しい原因などを知ることが出来るものでした。本来であるならば情報公開請求をした個人情報は非常に重要な個人情報であるにも関わらず今回調布市側から事業者に流されていたことが発覚し大きな問題になっています。

市は発覚当初も今もあくまでも情報漏えいは「ミス」であると片付けていますが、報道などによると9回もメールなどで極秘であることを事業者にも伝えた上で住民の個人情報を伝えています。これは本当にひどいことであり一歩間違えれば犯罪に当たります。

個人情報の漏えいに関するお詫びと御報告(調布市)

調布市側の問題点は2つあります。

まず第一に住民の個人情報を相手側に漏らしたこと。

第二にそれを認めないこと、です。

文京区でも地域のマンション計画や道路の拡幅などで紛争はたくさんあります。住民の方々は権利の一つとして情報公開請求などをしています。行政側は紛争の一方の当事者であると同時に住民を守る義務があります。ですから部署が違うとはいえ今回のように行政である調布市が住民を守らないで市側の利益になるような事業者側へ情報を漏らしていたことは、市政への大きな裏切りであり大問題です。

文京区でも同様の紛争を抱えていたり、PTAの方が情報公開請求をかけることはよくありますが、個人情報が外部に漏洩、ましてや意図的に流されるようなことは絶対にありません。

私も文京区役所内で実際に文京区に当てはめた担当課長にこの問題について聞いてきました。庁内の取り仕切りを行う企画課長、個人情報を取り扱う総務課長、職員の人事管理を行う職員課長、都市の計画を作る都市計画部部長たちですが、いずれも文京区では起こり得ないと力強く断言してくれました。

文京区では個人情報保護条例を制定し個人情報の取り扱いは慎重に行っています。さらに現在総務部総務課が中心となり個人情報漏洩などの重篤なミスを職員が侵さないよう、今年度から内部統制リスク評価シートを導入しリスクが起こりそうな箇所を未然に確認しています。また、昨年度から導入された会計年度任用職員についても正規職員と同様、退職後も守秘義務が課せられ部外に情報が漏洩しない体制づくりが整っています。

文京区では調布市のようなことは起こり得ないことを改めて確認し区民の皆様とともに区政活動に取り組んでまいります。