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文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

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幼いうちのあだ名禁止は賛成です

こんにちは、文京区議会議員のぐちけんたろうです。

テレビで小学校であだ名禁止が増えていることが取り上げられていて、出演していたお笑い芸人の方があだ名禁止に反対の立場をとっていました。大人になってから良くないあだ名を付けられると、耐性ができてないから傷つくのではないかということがその理由でした。またインターネットのアンケートによれば、

あだ名禁止について

  1. 賛成:20%
  2. 反対:30%
  3. どちらでもない50%

となっていました。大人になればあまりあだ名で呼ばれることもなく身近に感じにくいということの現れでしょうか。

これについて私の意見ははっきりと「禁止に賛成」です。その理由は嫌なあだ名を付けられてもそれを消すことができないからです。

あだ名禁止に反対もしくはどちらでも良いとしている人は嫌なあだ名をつけられたことがない人でしょう。あだ名というのは恐ろしいもので本人以外の周りの共通認識で決まってしまうことが多いです。自分で○○というあだ名で呼んでくれというケースはないと思います。そういった前提で考えますと、例えば生まれつきの弱視で幼いうちからメガネを掛けなければならないとします。幼いうちからメガネは珍しいですから、周りの子どもたちからメガネと呼ばれることもあります。それが嫌だった場合、打ち消すことができるでしょうか。メガネは必需品なので外せません。しかし見た目がメガネなのにメガネと呼ばないでくれと言っても分別のない幼い子どもたちがそれを守ることは難しいように感じます。身体的特徴や出身などからあだ名を付けられることもあるでしょう。あだ名はわかりやすいものがほとんどです。逆に言うと本人がコンプレックスに感じている部分があだ名になってしまうことが多いのです。

小学生など幼いうちからあだ名を禁止されていれば、相手が嫌がることを本能的にしなくなります。つまりあだ名を付けて呼ぶ癖がつかないのであだ名をつけようという発想がわきにくくなるのです。子どもというのはすごいもので教えられてないことはしなくなるのです。小学生でも「あいつムカつくな」という感情が湧くことはもちろんあります。しかしあだ名を付ける癖がなければあのハゲムカつくなとはなりにくいのです。(人間ですのでなりにくいだけでならないとは言えませんが)

この議論自体は数年前から各地で起こっていたようで最近のトピックではないかもしれませんが、このような教育を受けた子どもたちが社会に出てくるまでまだ時間があります。あだ名が禁止されていてもあだ名が完全になくなるわけではないですし、愛らしい呼び方をされてるケースもたくさんあります。それでもこれからの子どもたちが相手の嫌がることをしなくなったり、不可抗力で呼ばれたくないあだ名で呼ばれることが少なくなることで傷つくことが減るのであれば、あだ名禁止は大いに賛成です。

軽く呼んでいたあだ名が実は本人は傷ついていたとしたら?皆さんはどうお考えでしょうか