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文京区議会議員 / 自民党のぐち けんたろう/ 公式サイト

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先駆けひきこもり支援策の強化を打ち出している自治体

本日は文京区議会厚生委員会の視察として兵庫県明石市とたつの市に来ております。どちらも全国に先駆けひきこもり支援策の強化を打ち出している自治体です。

たつの市はおもにワンストップサービスを掲げ、ひきこもり相談に来た市民の方々の内容を役所の縦割りを取っ払い必要な所管課へ素早くつなぐことを目的にしています。それにより多くの市民の方が素早く相談内容を適切な担当者に伝えることができたというお話でした。区としても学ぶ点は大いにあります。素早い対応を心がけてもなかなかできないものですが、それでも文京区役所内の組織を整備し一歩ずつ前進させていきたいものです。

たつの市市役所 ふくし総合相談窓口
https://www.city.tatsuno.lg.jp/chiikihokatsushien/fukushisogo.html

明石市は子育て支援の取り組み

明石市は子育て支援の充実が注目され泉房穂市長のもと精力的な取り組みは幅広く知られています。泉市長自身、初当選時に頭ごなしに政策を行ったところ市役所内ではなく市民の方から反発が強かったのを受け、一つ一つ地道に対応を始めたそうです。当選した2011年当時明石市の人口は29万人強で横ばいの状態が続いていたようですが、子育て充実などの取り組みが徐々に広がり2015年から毎年過去最高の更新し令和2年5月現在30万人を抱える中核都市になっています。

生活福祉課の中にひきこもり支援をする担当部署

そんな子育て支援の充実が注目される明石市ですが、2019年7月には中核市として全国初の「ひきこもり相談支援課」を設立し新聞にも取り上げられるほど大きな注目を浴びました。開設月には一月1000件もの市民相談が寄せられ潜在的な需要の高さと、ひきこもりの言う名前がなければどこに相談して良いかわからなかった現実が見えてきたとのことでした。文京区においても令和2年度から生活福祉課の中にひきこもり支援をする担当部署を作ることになっており、文京区民のみなさまの相談にしっかり乗れるようにしていきます。

あかし保健所ひきこもり相談支援課
https://www.city.akashi.lg.jp/hokensyo/h-kensui/hikikomori/hikikmori.html

今まではひきこもり自体は厚労省の指針として若年層の問題として39歳までの青少年問題として扱われてきました。これからは全年齢層に拡大され年齢の区別なく支援の手が届くようになります。8050問題を始めとし誰一人置き去りにせずきめ細やかに対応していきたいと思います。

厚生労働省 ひきこもり対策推進事業
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/hikikomori/index.html